目次
欧米市場の情勢
10日のニューヨーク外国為替市場ではドルが急伸。米国債が大きく売られた。新型コロナウイルスの経済的影響を和らげようと、各国政府が刺激措置を打ち出すとの観測が強まった。ノルウェー・クローネやカナダ・ドルなど原油輸出国の通貨は堅調。前日に数十年ぶりの大幅安となった原油相場は、この日は反発した。
- 円は9日に付けた2016年以来の高値から下落。米国債も値下がりした
- トランプ米大統領は新型コロナ感染拡大に伴う「大規模な」景気対策を発表すると表明。オーストラリアは刺激策の公表を準備。日本政府は緊急対策の第2弾を決定した
- トランプ氏は10日、給与税を11月の選挙まで免除することが望ましいと共和党上院議員らに伝えた。これより先のツイートでは、米金融当局を「痛ましいほど動きが鈍い」と批判し、米国の「競争国と同水準」への利下げを要求した
- イタリアのコンテ首相は、新型コロナの感染拡大からユーロ圏経済を守るため、欧州中央銀行(ECB)に「なんでもやる」よう訴えた
- 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は1.2%高。2016年11月以来の大幅上昇となった。ドルは主要10通貨に対して全面高
- キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ベン・ウディ氏:「市場は前日の円と米国債の大幅上昇について見極めようと、明らかに一服しており、リスクを織り込み直している」「そうは言っても、こうした反転の動きを市場が正常に戻りつつある明るい兆しとして深読みすることはしない」
- ニューヨーク時間午後4時44分現在、ドルは対円で3.1%高の1ドル=105円54銭
- 米国債利回りは全般的に上昇し、10年債利回りは26ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.80%。前日には22bp低下していた
- ドイツと英国、フランスの10年債利回りも上昇
- ユーロは対ドルで1.5%安の1ユーロ=1.1284ドル
◎米国株・国債・商品:株が反発、米政権の景気対策に期待
10日の米株式相場は急反発。トランプ米政権が新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気対策を発表するとの期待が高まり、金融危機以来の大幅安から持ち直した。米国債は大幅反落、原油は急反発。
- 米国株は急反発、荒い値動き継続もS&P500は4.9%高
- 米国債は大幅反落、10年債利回りは0.80%
- NY原油は急反発、米景気対策への期待高まる
- NY金先物は反落、ドル上昇で代替投資需要が減退
トランプ大統領は給与減税のほか、苦戦を強いられている航空業界などへの支援措置を政権内で検討していると明らかにした。荒い相場展開となり、S&P500種株価指数は前日比マイナス圏に沈む場面もあったが、終盤に上げが加速、大幅上昇で終了した。
S&P500種株価指数は前日比4.9%高の2882.23。ダウ工業株30種平均は1167.14ドル(4.9%)高の25018.16ドル。ナスダック総合指数は5%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは26ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.80%。
バンクレート・ドット・コムのチーフ金融アナリスト、グレッグ・マクブライド氏は米国株について、この日は「力強い反発」だったとした上で、「ボラティリティーや最悪期が過ぎたという意味ではない」と指摘。「むしろ投資家は、コロナウイルスを巡る確実性が高まるまで乱高下が続くと見込むべきだ」と語った。
ニューヨーク原油先物相場は急反発。29年ぶりの大幅安となった前日から持ち直した。新型コロナ感染拡大や産油国間のシェア争いによる経済への悪影響を和らげる米景気対策への期待が高まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は3.23ドル(10.4%)高の1バレル=34.36ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は2.86ドル(8.3%)高の37.22ドル。
ニューヨーク金先物相場は反落。米政府よる新型コロナ対策の発表が近いとの期待感でドルが上昇し、金の代替投資需要が減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.9%安の1オンス=1660.30ドルで終了。
◎欧州債:ドイツ債の下げ縮小、英国債は下落-リスクヘッジ巻き戻し
10日の欧州債市場では、ドイツ債が午後に入り下げ幅を縮小した。朝方のベアスティープニングはその後ベアフラット化した。英国債は下落。幅広いリスクオフが見られた。英国は11日に予算案を発表する。
- 中核国債は下落。トランプ米大統領が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気への影響を抑えるため行動すると表明し、前日に劇的に値上がりした安全資産はある程度買いが巻き戻された
- プライマリーディーラー13社の調査によれば、英国は11日に1660億ポンド相当の国債発行計画を発表する見通し
- ドイツ10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げてマイナス0.80%、イタリア10年債利回りは7bp下げて1.36%
引用元 bloomberg日本語版 https://www.bloomberg.co.jp/
欧州市場の値動き(チャート&売買目線判断)
赤線…前日高値 青線…前日安値 橙線…当日終値
目線判断 売り目線
トレード状況
えげつない動きだ。欧州市場は完全な売り目線だったのに、トランプが減税を発表したために米国市場は爆上げ。これはトレードルールを守っても損切りに遭ったパターンだ。とは言え、まだ売りトレードをやっていなかったので、今回の暴騰には巻き込まれることは無かった。ここで注意しなければならないのは、トランプは減税の検討を始めたというアナウンスしか出ていないということ。「検討したけど、やっぱや~めた」となれば、さらなる爆下げとなるだろう。大統領再選のためには絶対に株価を挙げなければならないトランプはそんなことはしないだろうけど。それにしても、米国はやっぱりすごいよね。日本は今回の新コロショックで株価が下がっても、ちんけな金融対策を小出しにするから、下落に歯止めがかからない。アメリカはでかい花火を打ち上げようとするだけで、これだけ株価を上げてしまった。
これからのトレードはやっぱり買いトレードオンリーでやっていった方が得策か?トレードの方針がブレブレだ…
((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
FXは円高が続いているせいだろうか豪ドルとNZドルのサヤが閉じているついに2円台前半に!ここは資金を集中して、ポジションを持つタイミング。強制ロスカットにならないように資金管理しながら両建てを組んでいこう…
S&P500
2020/03/02 様子見 売買無し
2020/03/03 様子見 新規買いポジション建て10枚
2020/03/03 様子見 損益 126.75pips
2020/03/04 様子見 損益 -106.18pips
2020/03/05 様子見 売買なし
2020/03/06 売り目線 売買なし
2020/03/09 売り目線 売買なし
2020/03/10 売り目線 売買無し
※損益は1pipsあたり$10(≒1,100円)
ユーロストックス50
2020/03/02 様子見 売買無し
2020/03/03 様子見 売買無し
2020/03/04 様子見 売買なし
2020/03/05 様子見 売買なし
2020/03/06 売り目線 売買なし
2020/03/09 売り目線 売買なし
2020/03/10 売り目線 売買無し
※損益は1pipsあたり€10(≒1,200円)