SITで目線判断をするとき用いるのがレシオ
レシオ(ratio)とは比率のことです
レシオには2種類あって
一つはOCレシオ
OCレシオは終値(close)を始値(open)でわったもの
当日取引時間中の値動きを表すレシオなので
SITに適してレシオです
しかしこれ、
計算がめんどくさい
ほとんどのリアルタイムチャートでは
前日との比率は表示してくれいても
始値と現在値の比率は表示してくれません
しかも、当日見ている始値が正しいとも限りません
翌日になってヒストリカルチャートを確認すると
始値が昨日とは異なる値になっていることもしばしば
そうなるとバックテストの結果の信頼性が揺らいでしまいます
これは結構大きな問題
もう一つのレシオはCCレシオ
一般的なマーケットニュースでも表示しているところがありますし、
DAX30のレシオを売買判断基準に米国の指標を取引する場合も
リアルチャートで現在値と前日終値のレシオを表示しているので
目線判断が容易です
しかも、前日終値はあとから変わることがありませんので
バックテストの信頼度が上がります
短所は、若干勝率が下がること
OCレシオと比べて2%くらい低くなります
しかしながら、値動きの少ない2017年のデータでも
しっかり利益を残すことができているので、
CCレシオのほうが使い勝手が良いかもしれません