残存感情という言葉を知っていますか?
読んで字のごとしですが、自分の感情がいつまでも残っていると
その感情が、トレード技術の向上を著しく妨げてしまうのです
イライラや責任転嫁などネガティブな感情を持ったままでトレードをしていると
トレードの質がものすごく低下します
例えば損切りをすべき場面に遭遇した場合
正常な状態であれば、
「あ、今回は損切りだな」
と思って、損切を実行することができます
それ以上も以下もありません
しかしネガティブな残存感情があると
自分の中に入ってきた情報を自分勝手に曲解してしまうんですね
そうなると
今回の損切を誰かのせいにしたり
たまたま含み損を抱えているけどそのうち戻るだろうと考えたり
言い訳をいっぱい考え始めます
何とか自分を正当化しようとするんですね
この状態がさらに悪化すると
「どうせ次も損切りだろう」
と思うようになり、ついにはエントリーすらできなくなってしまいます
どうしてこのような感情に陥ってしまうのでしょうか?
それは、普段の自分の生き方や考え方ととても密接なつながりがあるんです
・物事を後回しにする
・見て見ぬふりをする
つまり、自分で自分に嘘をついているという負の感情が
どんどんと蓄積されていることが原因なのです
自分の中で自己矛盾を起こしてい待っているんですね
こうした方がいいとわかっているにもかかわらず、
その行動をとることができず
かつ、そんな自分を正当化してしまっている状態
このような状態が継続することによってたまっていった
ネガティブな残存感情が
物事を正しく見る能力を低下せてしまうのです
副業トレーダーに多く見られますが、
本業のストレスを抱えたままトレードをしていると
ネガティブな残存感情の影響で
エントリーをしてはいけないところでエントリーをしてしまい
決済しなければならないところでポジションを持ち続けてしまう
後からチャートを見直してみると
自分が何でそんなことをしたのかさっぱりわかない、
なんてことになってしまいます
このような事態を回避するためにも
ネガティブな残存感情をためないようにすることが大切です
どうすればいいか?
それは、
とにかく目の前のことを大事にするということです
私たちは目の前にある物事を軽視してしまいがちです
つまり、目的のためだけに生きてしまっている状態になっているわけです
達成すべき目標しか眼中にないために
それ以外のものが盲点に隠れてしまっているのです
このような生き方をしていると、
自分が目的としていたものは手に入るかもしれませんが、
それ以外をすべて失ってしまうという生き方になってしまいます
目的達成のためだけに
自分をだまし、周りの人間に迷惑ばかりかけてしまう生き方を続けていると
いつしか自分の心が汚れてしまいます
自分を頼って相談してくれた友だち
更年期ショウガで精神的に不安定なカミさん
私たちは生きているだけで
ランダムなイベントに常に巻き込まれしまいます
それらの予想不可能な出来事に、最善の努力で取り組んでいきましょう
どうしても対処できなけば無理をすることはありません
できないという事実は嘘ではありませんから
無理をしてできる、と言ってしまうとそれは嘘になってしまい逆効果です
自分の身の回りの物事をおろそかにしない
人間関係も然りです
たいていの人はこれと逆の行動をとってしまいます
目的のために他のすべてを犠牲にして今うんですね
嘘のない自然な生き方をしてこそ
メンタルが安定しありのままに相場を見ることができるようになります
損切りがあっても過剰な反応をすることもなくなります
日常の生き方こそ、トレードで成功していくためには
整えていかなければならないポイントなのです