ちょっと古い話になりますが、
8月7日にNZちょっと古い話になりますが、
8月7日にNZの政策金利が1.5%から1.0%に下げられました
ニュージーランド中銀、政策金利を過去最低の1.0%に引き下げ
(ニュージーランド)
オークランド発
2019年08月19日
ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行に相当)は8月7日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を0.5ポイント引き下げ、過去最低の1.0%とした。利下げは、2年ぶりだった5月8日に続き、2019年で2回目。市況予想の1.25%よりも引き下げられた。
前日に発表された6月の失業率は3.9%で、2008年9月以降では最も低い数字だった。また、6月の消費者物価指数(CPI)も1.7%と、RBNZのインフレ目標値1~3%の範囲内だった。しかし、RBNZは、経済成長率の減速や世界経済の不確実性による景気見通しの悪化から、雇用やインフレ率を支えるために金融支援策が必要と判断した。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の7月のビジネス見通し調査によると、向こう1年のビジネスコンフィデンス(投資意欲を含む全般的な企業マインド)は、回答企業のうち44.3%が悪化すると予想しており、前月よりも6ポイント低下していた。この指標は2017年末からマイナス(悪化)で推移している。
今回の利下げにより、市中銀行の預金金利レートも引き下げており、預金者も影響を受けるが、RBNZは、むしろ借り手に恩恵を与えることで経済を刺激し、建設事業を含めた投資の増加に期待を寄せている。
RBNZは将来の雇用やインフレ率の目標達成ために、世界の景気動向や低金利も見据え、さらなる利下げやマイナス金利の可能性の含みを示している。
オーストラリアはすでに7月2日に1.25%から1.0%に金利を下げていますので
これで、豪ドルとNZドルの金利差はほぼなくなったことになります
実際は豪ドルの方がNZドルよりも高いので
ほんの少し豪ドルの方が高いことにはなります
ここのところ金利が豪ドル<NZドルとなっていたので
両通貨のサヤがどんどん小さくなってきていました
年月日 | サヤ |
2019/4/14 | 5.2 |
2019/4/21 | 4.22 |
2019/4/28 | 4.2 |
2019/5/5 | 4.41 |
2019/5/12 | 3.82 |
2019/5/19 | 4.05 |
2019/5/26 | 4.38 |
2019/6/2 | 3.6 |
2019/6/9 | 4.14 |
2019/6/16 | 3.6 |
2019/6/23 | 3.25 |
2019/6/30 | 3.82 |
2019/7/7 | 3.52 |
2019/7/14 | 3 |
2019/7/21 | 3.13 |
2019/7/28 | 2.75 |
2019/8/4 | 3.37 |
2019/8/11 | 3.74 |
2019/8/18 | 3.85 |
ご覧のように、4月21日週に5円を割り込んで以降
じりじりとサヤが縮小し
8月初頭には2円台となりました
しかし、ニュージーランドの利下げ以降は少しずつサヤが広がり始めています
ここからは、実体経済の大きさに伴って
さらにサヤが広がっていくことが予想されます
リスク要因としては
中国に依存しているオーストラリア経済が
米中貿易戦争のあおりで対米ドルに対して下落することと言えましょう
しかしながら、同様の影響は
NZドルにも影響を及ぼしますので、
セオリー通り、4円台半ばくらいまでサヤは開いていくのではないかと関られます
わたしも、一時含み損が50万円を突破しましたが、
今は無事にプラ転しています
さてどこまでサヤが開いてくれるか?
それともまた2円台まで閉じてしまうのか?
今後の値動きに注目です
2円台でエントリーしておけば、
今頃10万円近い含み益が出ていますね
(*^-^*)
豪ドル円とNZドル円のFX両建てアービトラージで難しいのが
サヤがどれくらい閉じたらエントリーをすればよいか?
思惑が外れてさらにサヤが閉じたときにどのレベルでナンピンをすればよいか?
サヤがどこまで開いたら決済すればよいか?
の3点です
これらの課題について
具体的な計算式で数値出して
エントリー、ナンピン、決済の値を教えてくれるのが
こちらです