NYダウは、ニューョーク証券取引所に上場する主要工業株30銘柄の平均株価で、世界の値動きの頂点に立つ指数といえますo米国経済をはじめ、世界経済の動向を表す指数で、値動きが一方向に向かいやすく、チャートの動きがわかりやすいという特徴があります。
そのため、銘柄数が多すぎて何からはじめていいかわからないという人は、まずNYダウからはじめてみるといいでしょう。NYダウに連動するCFDには、株価指数CFDと指数先物CFDがありますが、基本的には値動きは同じです。ただし、翌日に持ち越すときに、株価指数は金利が発生しますが、指数先物は発生しないという違いがありますoそのため、スイングなら指数先物CFDがいいかもしれません。
CFDの銘柄名は、業者によって異なります。名称に「US30」とか「ウォール街」「DJ30」とついているのが、NYダウを原資産としたCFDです。NYダウは、最初と最後の1時間で値が大きく動き、真ん中の時間はもみ合いやすいという特徴があります。 順張り派の人は最初と最後の1時間を、逆張り派の人はそれ以外の真ん中の時間をねらうといいでしょう。具体的には、最初の1時間、真ん中の時間、最後の1時間の3つの時間区分に区切って、自分のスタイルに合う時間帯を見つけて、トレードしてみてください。ちなみに、NYダウを取引するときは、ナスダックやドル、ユーロ、円などの為替の値動きを並行してチェックすることが大切です。これらはいずれかが先導して値が動くことが多いので、データとして非常に参考になります。そう考えると、NYダウの日足、分足、ナスダックの分足、ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円の分足と、少なくとも6つのチャート画面を随時開いておく必要があるので、モニターは2台以上あると便利です。