CFDのポジションを翌日まで持ち越すと「オーバーナイト金利」という金利が1日単位で発生します。FXのスワップポイントとよく似ていますが、受け取りと支 払いのパターンが逆になるので、注意してください。 オーバーナイト金利が発生するのは、株式CFDと株価指数CFDの2つだけ。CFDは証拠金を担保にした証拠金取引なので、買い建てているときは、買付相当額をCFD業者から借りていることになり、逆に売り建てているときは、売って得たお金を受け取らずに業者に貸しているということになります)。Fxで低金利通貨を売って高金利通貨を買った場合で考えてみましょう。
たとえば、円を売って豪ドルを買うとすると、金利差分のスワップポイントを受け取ることになりますが、CFDでは豪ドルを借りている計算になるため、金利を支払わなくてはならないのです。そのためFXトレーダーは、最初のうちは「買いで金利を支払い、売りで金利を受け取る」ことに違和感を覚えるかもしれません。ですが、とりあえずCFDは逆。「買いの持ち越しで金利を支払い、売りの持ち越しで金利を受け取る」と、覚えておくといいでしょう。
ちなみに、金利が発生するタイミングは、日本時問の午前7時(夏時間は午前6時)。金曜日に持ち越した場合、月曜日には土日を含めた3日分の金利が発生することになります。 金利額は、該当する通貨のロンドン銀行間貸出金利(LIBOR)に、CFD業者が設定しているコストを加減して算出します。この 「cFD業者が設定するコスト」部分は業者によって異なるので、注意してください。
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