本日のFX市況
外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して下落。議会の超党派グループがこの日、新たな景気対策案を打ち出したことが背景。リスクテーク意欲が持ち直し、ユーロは2018年以来の高値水準となった。円は対主要通貨で全面安。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%低下。ドルは対円では0.1%未満上げて1ドル=104円33銭。一時は0.3%上昇した。ユーロは対ドルで1.2%高の1ユーロ=1.2071ドル。
2020年12月2日 12:20 JST
東京外国為替市場のドル・円相場は小じっかり。前日海外時間のリスクオンを背景にした強いドル売り・円売りに一服感も、基調そのものは根強くドル・円の動きは限定的となっている。オーストラリアドルは予想を上回った国内総生産(GDP)が支えになっている。
ドル・円は、リスクオンのドル売り円売りで方向感が出ない。売り手は105円台に目線がある一方、投資家の買い目線は100円から103円台にありそうで、104円台はやや中途半端。
12月2日(水)の為替相場の注目材料
08:00 オーストラリア 豪)ロウRBA総裁の発言
09:30 オーストラリア 豪)第3四半期GDP
15:30 ニュージーランド NZ)オアRBNZ総裁の発言
16:00 ドイツ 独)小売売上高
16:30 スイス ス)消費者物価指数
19:00 ユーロ圏 欧)失業率
ユーロ圏 欧)生産者物価指数
21:00 米国 米)MBA住宅ローン申請指数
22:15 米国 米)ADP全国雇用者数
22:30 カナダ 加)第3四半期労働生産性指数
23:00 米国 米)クオールズFRB副議長の発言
24:00 米国 米)パウエルFRB議長の議会証言
米国 米)ムニューシン財務長官の議会証言
24:30 米国 米)週間原油在庫
27:00 英国 英)ハスケルMPC委員の発言
米国 米)ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
28:00 米国 米)地区連銀経済報告(ベージュブック)
翌06:30 オーストラリア 豪)AIG建設業指数
翌06:45 ニュージーランド NZ)住宅建設許可