市場の情勢
緊急事態宣言で感染減に期待-欧米死者減受け株高・円安、債券は下落
- TOPIX6日ぶり反発、日経平均一時3%超上昇し1万8000円回復
- ドル・円相場は一時109円台に乗せる-3月27日以来
欧米で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している国・地域で1日の死者数が減少し、不安一辺倒だった投資家心理に明るさが出てきた。国内では政府が緊急事態宣言を近く発令する見通しになり、感染拡大に歯止めがかかる期待も出ている。アジア時間6日の米国株先物が大幅高となり日経平均株価の上昇率は一時3%を超えた。為替相場は円安に振れ、国内債券は下落。
- TOPIXの午前終値は前週末比24.40ポイント(1.8%)高の1349.53
- 日経平均株価は同429円38銭(2.4%)高の1万8249円57銭
- ドル・円相場は1ドル=109円付近、一時は109円09銭と3月27日以来の水準までドルが上昇
- 長国先物は下落、一時25銭安-長期金利はマイナス0.005%に上昇
米国のニューヨーク州で新型コロナウイルスの1日当たりの死者数が減少し、トランプ米大統領とペンス副大統領は5日、感染拡大について横ばいか安定化が始まっている兆候があると述べた。欧州でもイタリアやスペインなどで減少している。
東洋証券の大塚竜太ストラテジストは感染拡大に安定化の兆しとの発言に加え、トランプ大統領が追加的な景気刺激策に賛成と述べるなどの好材料で米株先物が急上昇した流れを受けて、日本株も明確に上昇しているとの見方を示した。アジア時間6日の米株価指数先物は一時3%超上昇し、アジアの株式は軒並み高。
国内では東京の新規感染者数が最多となるなど依然拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言が出されるとの観測が強まっている。宣言は経済の落ち込みをもたらすとみられるものの、行動などが規制されやすくなり感染拡大を「抑えられるとの期待があるのではないか。落ち着かない限り経済対策を打っても意味がなく、早めに収束する方が経済的には良いだろう」と水戸証券投資情報部の岩崎利昭情報課長は話した。
外国為替市場でドル・円相場は一時109円09銭と先月27日以来の水準まで上昇。日本の緊急事態宣言が近く発表されるとの観測がくすぶる中、外国勢などによるドル買い・円売りが強まっている。市場関係者からは、政府が緊急事態宣言を今週出した場合、国内での感染のピークは5月前半へずれ込み、4月中は感染者増の加速懸念から円安圧力がかかり始める可能性があるとの見方が出ている。
日本の債券相場は下落。長期国債先物6月物は前週末比変わらずの152円61銭で開始した後、152円36銭まで下げた。長期金利は1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.005%に上昇。あすの30年利付国債入札に対する警戒感に加えて、日本株の上昇や円安を受けて売りが優勢だ。半面、日本銀行が午前の金融調節で長期ゾーンなどの国債買い入れを月間で増額となる購入額を通知したことが相場の下支えとなっている。
<きょうのポイント>
【新型コロナ】
- 米正副大統領、新型コロナの感染拡大に「安定化」の兆し
- ニューヨーク州で1日当たりの死者数減少
- トランプ米大統領、追加的な小切手による刺激策に賛成
- 伊仏スペインで1日の死者数減少
- 安倍首相が緊急事態宣言準備、早ければ7日に発令-報道
- サウジとロシア、原油の世界的取り決めに向け早急な交渉実施探る
- 日経平均は大幅高
引用元 bloomberg日本語版 https://www.bloomberg.co.jp/
日経225の取引結果
橙線…前日終値
2020/04/06 様子見 売買無し
DAXの値動きによる目線は様子見判断のため日経225の売買は無し。
寄り付きから爆上げ、途中もみ合いながらも、大引けにかけてさらに上昇。
緊急事態宣言が出るというのに株上げか…。
わからん。
S&P500の値動き予測
橙線…前日終値
本日のDAX30は前日高値を上抜け手の寄り付き、S&P500は買い目線
NY市場の寄り付きで買いエントリーを試みる
とは言え、こんな状況なので、枚数は半分の5枚でトライ