欧米市場の情勢
14日の米株式相場は下落。日中取引ベースの最高値を更新していたが、下げに転じた。中国からの輸入品に米国が現在課している関税は、米大統領選挙が終わるまで維持される可能性が高いとするブルームバーグの報道が響いた。
- 米国株は下落、S&P500とナスダック総合が反落-ダウ小幅高
- 米国債は上昇、10年債利回り1.81%
- NY原油先物は反発、相場が安定化
- NY金先物は続落、米中合意の署名控え
S&P500種株価指数とナスダック総合指数、ダウ工業株30種平均はいずれも日中の最高値を更新した後、上値が重くなった。この日のニュースで、将来の米中交渉進展を巡る懸念が根強いことが浮き彫りになった。これより先、大手銀行の決算が好感され、株式相場は値上がりしていた。米国債は上昇。米消費者物価指数(CPI)の統計で、コア指数が市場予想を下回る伸びにとどまったことに反応した。
S&P500種は前日比0.2%安の3283.15。ダウ平均は32.62ドル(0.1%)高の28939.67ドル。ナスダック総合は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.81%。
インフォーマ・フィナンシャル・インテリジェンスの市場ストラテジスト、ライアン・ナウマン氏は「楽観がかなり強まっていたが、こうした楽観がまさに壊されてしまった」と指摘。「先行きに関して多くの疑問」が生じると述べた。
今回の米中署名から10カ月を経過してから、米国は進展状況を検証し、その結果次第で現在3600億ドル(約39兆5900億円)相当に課している関税が引き下げられる可能性があるということで、両国は理解しているという。複数の関係者が匿名を条件に語った。
ニューヨーク原油先物相場は6営業日ぶりに上昇。地政学的な情勢に左右される展開が続いた後、相場が安定化した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は15セント(0.3%)高の1バレル=58.23ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は49セント上げて64.69ドル。
ニューヨーク金先物相場は続落。先週付けた6年ぶり高値からの下げ幅が拡大した。米国と中国による第1段階の貿易合意への署名を間近に控え、逃避先資産としての金の妙味が低下した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、0.4%安の1オンス=1544.60ドルで終了。
引用元 bloomberg日本語版 https://www.bloomberg.co.jp/
欧州市場の値動き(チャート&レシオ)
目線判断 様子見
寄り付きで前日安値を更新し、あっけなく買いの可能性が消滅。その後は徐々に値を上げ、前日終値を上抜けして引けたものの、前日高値は更新できず。
S&P500のトレード
2020/01/06 売り 利益確定 +9.10pips
2020/01/07 売買無し
2020/01/08 売買無し
2020/01/09 新規買いポジ建て
2020/01/10 損切り-9.35pips
2020/01/13 売買無し
2020/01/14 売買無し
※損益は1pipsあたり$10(≒1,080円)
ユーロストックス50のトレード
2020/01/06 売り 損切り -6.73pips
2020/01/07 売買無し
2020/01/08 売買無し
2020/01/09 新規買いポジ建て
2020/01/10 損切り-6.36pips
2020/01/13 売買無し
2020/01/14 売買無し