FX基礎知識

両建て論 ストレス軽減効果 その2

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両建てを行って損の保存を作っておくと

負けた後でも比較的楽な精神状態で

新しいポジションを持つことができます。

しかし、損の保存をそのまま放置しておいても

単なる結果の先送りに過ぎません。

一部の業社を除いては

スワップの支払いも僅かずつですが発生します。

では、どの時点で含み損を確定損にするとよいのか?

これも、ストレス軽減効果という点に焦点を当てて考えてみたいと思います。

今回の説明の肝となるのは両建てによる「利益の保存」(利の保存)です。

例えば、エントリーの条件が揃ったので

ドル円が100円の時に買いポジションを持ちます。

その後101円になった時点でトレードルール上の決済のサインが出たとします。

普通であれば、買いポジションを手仕舞って利益を確定するところですが、

ここは敢えて101円で売りポジションを持ち、両建てとします。

これによって、利の保存が出来上がりました。

損の保存と同様、利の保存も相場がどのように動いても

保存された利益は減ることはありません。(増えることもありませんが・・・)

損の保存と利の保存を作ることによって次のようなトレードが可能になります。

トレード1 損の保存 ▲50pips 
トレード2 損の保存 ▲30pips  損益▲80pips
トレード3 損の保存 ▲30pips  損益▲110pips
トレード4 利の保存 +60pips  損益▲50pips
トレード5 損の保存 ▲40pips  損益▲90pips
トレード6 損の保存 ▲20pips  損益▲110pips
トレード7 利の保存 +80pips  損益▲30pips
トレード8 利の保存 +150pips 損益+120pips
↓  
全ポジション決済

私のように損切りが苦手な人間は

3連敗したところで4回目のエントリーをためらってしまうことでしょう。

そして、4回目にエントリーをしていれば利益になったのに・・・

と後悔して、5回目のエントリーで更に損切りという悪循環になってしまうと思います。

損失を確定させずに、ストレスを軽減しながらルールどおりにトレードをし、

トータルでプラスになった時点で全てのポジションを決済すれば、

実際には含み損が実現損になっても利の保存を確定させることで

全体ではプラスになりますので、

ストレスなく決済ができるようになります。

もちろん、このようなトレードをするためには、

勝率は高くなくてもかまいませんが、

損失<利益となるルールでトレードをするということが必要です。

このように、両建ても有効に活用することが可能です。

ただし、ポジションを同時に多数持つことになるため、

証拠金の管理には注意が必要です。

ポジションの大きさをコントロールしながらのトレードを心がけるとよいでしょう。

規律のあるトレーダーは

両建てなどしなくても、ルールどおりに粛々と取引を執行することができます。

証拠金の負担を軽くすることで、

大きなポジションでトレードをすることが可能になるためです。

このようなトレードをすることができるようになると、

資金効率が高まりますので利益を大きく伸ばすことが可能になるわけです。

そのためには自分のトレードルールに忠実に従わなければなりません。

自分のトレードルールに忠実に従うためには、

自分のルールに優位性があり、

ルールに従うことで、

最終的には利益を残すことができるという確信がもてなければなりません。

ルールに対して懐疑的だと、どうしても早めの利益確定をしてしまいがちです。

両建てを用いた低レバレッジのトレードで

心理的なストレスを軽減しながら

ルールの優位性を確認し、

規律あるトレードの訓練をするというのもよいでしょう。

-FX基礎知識

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