行動経済学 第7弾は ピークエンドの法則です。
ピーク・エンドの法則
(ピーク・エンドのほうそく、英語:peak–end rule)
われわれは自分自身の過去の経験を、
ほとんど完全にそのピーク(絶頂)時にどうだったか(嬉しかったか悲しかったか)
ならびにそれがどう終わったかだけで判定する、
という法則である。
ピーク以外の情報が失われることはないが、
比較には使われない。
それには喜びもしくは悲しみの総量、
またその経験がどのくらい持続したかですらも含まれる。
ある実験では、
あるグループの人が大音量の不快な騒音にさらされた。
2番目のグループは、
1番目の人々と同じ大音量の不快な騒音にさらされたが、
その最後に幾分ましな騒音が追加されていた。
この2番目のグループのこの騒音聴取の体験の不快さの評価は、
1番目のグループの人たちよりも低かった。
最初の同一の騒音区間に加え、
不快さを抑えた引き延ばされた区間があり、
1番目のグループよりさらに不快であったはずであるにも関わらずである。
このヒューリスティクスは、
ダニエル・カーネマン他によって初めて提案された。
カーネマンは、
人々が経験をその合計ではなく平均で知覚することから、
これが代表性ヒューリスティックの例かもしれないと主張する。
・・・
これはFXにはあまり生かせないかもしれませんね。
強いて言えば、
トレードルールを考えるときに
ピークだけの印象で判断せずに、
失火利をバックテストをして
合計と平均を正しく把握しなければならないということでしょうか?