その昔,頻繁に回転させる売買は,精神衛生上問題があり,ストレスが強く,偏頭痛と胃潰瘍を招くものだと思われていた。当時は全ての保有銘柄を長期にわたって持ち続けることが唯一の安全な投資手法であると認識されていた。しかし,今日の過度にボラティリティの高いマーケットでは,特定銘柄が,40%から60%も下落するような地合の悪さもあって,マーケット参加者は,より短期指向にならざるを得なくなっている。最近では,デイトレーダーであることはストレスを感じる頻度が少なくなっていることを意味する。保有銘柄が2週間で40%も下落することを見ていることは非常なストレスであるが,第三者としてみる場合には,話が違うだろう。デイトレーダーは,より安全なアプローチをとっていると自信を持つべきである。保有銘柄が40%も下落することを感化することに弁解の余地は無いと我々は考える。優れたトレーダーは決して損なことはしない。それは,優れたトレーダーは以下の7点を信じているからである。
1)迷ったときには,ポジションを手仕舞う。
2)ポジションを取り直すことはできる。
3)ポジションをすっきりさせれば(手仕舞えば),頭の中もすっきりする。
4)ボンクラが利益を上げることも時にはある。
5)20%下落した銘柄で,5%の損失で済んだのなら,それは敗北ではなく勝利である。
6)最良の防御は,最良の攻撃である。
7)ポジションを手仕舞うことは,明日もポジションを取れることを意味する。
投資信託や,注意深く選択されたブルーチップ銘柄(優良株)は,年権などの投資には有効である。しかし,そういった範疇以外の資金にとっては,短期の時間軸がより重要である。
なぜ,短期の時間軸が最も安全なのか?
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執筆者:DID