相場というものは本当に気まぐれなものです。
そんなものに「上がってくれ」「下がってくれ」と私たちが願掛けをしたとしても,それは土台無駄な話。
個人の願いなどそっちのけで,上へ下へを気ままな動きを繰り返します。
相場の動きの翻弄されないためにも,自分は相場の動きのどの部分を利益に変えていくのかということをしっかりと理解しておくことが重要です。
レンジ内での反転を逆張りで狙うのか?
トレンド中の押し目買いや戻り売りを狙うのか?
レンジをブレイクしたところを順張りで狙っていくのか?
この狙いが定まっていないと,相場の動きに踊らされてしまいます。
これら全てを狙おうとしても,まず無理です。
なぜならがば,狙うところが違ってくれば,エントリーポイントも決済ポイントもおのずと変わってくるからです。
例えば,レンジ内での反転を逆張りで狙う場合,レンジの天井で売りポジションのエントリーをしますが,レンジブレイクを狙う場合は買いポジションのエントリーをすることになります。
このように,狙いが定まっていない場合は,自分のエントリーが正しかったのかどうか?
ここは損切りすべきところなのかどうか?ということが分らなくなってしまいます。
その結果どうなるでしょう?
損切りできずに含み損がずるずると膨らんでいく・・・という残念な結果になってしまいます。
トレードするときは狙いを定めてからエントリーをするようにしてみてはどうでしょうか?
それだけで,利益確定をするポイントと,損切りすべきポイントが見えてくると思います。