3人の子どもに,自転車の乗り方を教えた私の経験から言えることをまとめてみました。
まずは,やってはいけないこと
補助付き自転車に乗せない
これ,とっても大事です。
三輪車からステップアップすると,「次は補助付き自転車だ!」と思うかもしれませんが,これは大きな間違いです。
補助付き自転車に乗れるようになることと,補助無し自転車に乗れるようになることは,全く違います。
補助付き自転車に乗ってはいけない理由その1
バランス感覚を身につけることができない
補助無し自転車は足を地面から離しても倒れません。
つまり,左右のバランスをとって,姿勢を保とうとする感覚が全く必要ありません。
よって,補助付き自転車は,補助無し自転車にとって最も重要なバランス感覚を実につけることに全く役に立たないのです。
補助付き自転車に乗ってはいけない理由その2
曲がり方が全く違う
補助無し自転車は,体重のバランス移動で曲がります。
ハンドルはあくまで補助的な役割をするものです。
一方補助付き自転車は,ハンドルを思いっきり切って曲がります。
補助輪がついているがために,体重移動では思うように曲がることができません。
補助無し自転車で,このように思いっきりハンドルを切るとどうなるでしょう?
前輪が進行方向に対して角度を付けて曲がるため,車輪が回転できなくなり,急ブレーキをかけたような状態になります。
つまり,前のめりに回転したり,バランスを崩して横に倒れたりしてしまいます。
補助付き自転車を補助無し自転車へのステップと考えがちですが,あえて言いますと,
補助付き自転車と,補助無し自転車は全く別の乗り物です。
補助付き自転車に慣れてきたからといって,補助輪を取ってしまうと,またゼロからのスタートです。
どうせゼロからのスタートになるのであれば,三輪車を卒業したら,すぐに補助無し自転車の練習をするとよいでしょう。
たった3ステップで簡単に乗れるようになります。
我が家の末っ子は,年長組みになってすぐ(4月)に,正味1週間にも満たない練習で乗れるようになりました。