全く何も無い状態から,自分のトレードルールを作るのは,不可能ではないが,とても大変。
試行錯誤を繰り返し,遠い回り道をすることになるだろう。
やはり,学ぶことの基本である「真似ぶ」ことから始めたほうがよい。
どんな手法でもよいので,自分に合った手法を探してみる。
ネットで販売している商材,ブログ,書籍,いろいろあるだろう。
その手法を完全に真似て,でもトレードをやってみる。
すると,あっという間に行き詰まる。
特にブログや書籍は,細かい部分までは書いていないし,サポートも無い。
そこから自分で考える。
ルールどおりにエントリーしたのに,なぜ利益が上がらなかったか?
成功よりも,失敗から学ぶことのほうが多い。
だからこそデモトレードで経験をつむ。
チャートを振り返って,失敗した原因を洗い出したら,次のトレードでは繰り返さないようにする。
成功したトレードでは,上手くいった理由を見つけ出し,次のトレードでも繰り返す。
トレードでは,再現性がとても大事です。
過去に成功したトレードとよく似た状況を正しく判断し,エントリー→決済をする,再現性。
過去の失敗を繰り返さないように相場の状況を判断し,回避する非再現性。
利益が上がっても,上がらなくても,理由が分からないトレードはよくないトレード。
理由が分かれば,次回のトレードの成功の可能性が高まり,
失敗を回避できる可能性も高まる。
損切りをすると不安な気持ちになりませんか?
「次も上手くいかなかったらどうしよう?」
利益を確定したのに不安になることってありませんか?
「次も同じようなトレードができるだろうか?」
これらの不安は,成功や失敗の理由が分からないことから来る不安です。
失敗した理由が分かれば,例え損切りをしたとしても,
失敗しそうな相場を回避できる条件をひとつ見つけることができるようになります。
成功した理由が分かれば,
どの条件でエントリーや決済をすればよいのかが判断できるようになります。
これらは,非常に大きなアドバンテージです。
残念ながら,このようなことまではブログや書籍だけでは学ぶことができません。
「名選手,必ずしも名監督にあらず」です。
ひょっとすると,サポートつきのネット商材であれば,丁寧に指導してくれるかも知れませんが。
基本のルールを決めたら,デモトレードで,詳細なルールを付け加えていく。
この過程を踏むことによって,他人の真似から始まったトレードルールが,
自分のオリジナルなものとなっていくのです。