日経225先物に投資するのであれば、CFDを使わなくても、普通に日経225先物や同ミニをトレードしたらいいのではないかと思う人がいるかもしれません。
しかし、CFDを活用するメリットは取引時間にあります。取引時間というものも投資において、忘れがちなポイントです。ご存知のように日経225先物では取引時間が朝9時から巧時10分、イブニングセッションが16時半から20時までとなっています。20時までということは、少し帰宅の遅い人であれば、取引することすらできません。「CME日経225先物(ドル建て)」は取引時間は17時から朝の7時半までとなっています。帰宅の遅い人でも、充分取引できるのです。CMEというのはシカゴにある取引所のことです。シカゴの取引所は当然、アメリカ時間で市場がオープンしていますから、取引の中心が日本時間では夜間になるのです。
海外市場のCFD銘柄では為替も収益に関連してきます。ドル建てではなく円建ての日経225先物を取引したい場合には、「cME日経225先物(円建て)」という商品があります。こちらの取引時間は20時から朝の7時半です。これらを活用すれば、日経225先物をほぼ24時間取引できることになります。
他の商品についても、取引時間がどうなっているか見てみましょう。CFDは世界中のマーケットでトレードできることが特徴ですから、日本時間の深夜、早朝(現地の取引時間)を中心に、取引ができることがわかります。多くのCFD投資家が興味を持っているダウ平均(「指数CFD」)であれば、なんと朝8時半から翌朝6時まで取引が可能です。つまり、朝の6時から8時半まで以外はいつでも取引可能だということです。ダウ平均は構成銘柄が30と限られているため、より株式市場全体の値動きに連動した指数として人気のあるS&P500指数も、同様に朝8時半から翌朝6時までが取引時間です。
FXにおいても24時間取引できることが大きな魅力となっていますが、CFDの場合も、取引時間の自由度が高いことは大きな魅力です。とくに最近では、ダウ平均に連動して日経平均が動くことも多いので、「ダウを見ながら日経225先物を売買する」 といったこともでき、より多くのチャンスが得られるといえるでしょう。