欧州各国指数には、ドイツの「DAX指数」や英国の「FT100指数」、フランスの「CAC40指数」などがあります。
DAX指数は、フランクフルト証券取引所に上場するドイッ企業のうち、優良30銘柄を対象とした指数。次に、FT100指数は、ロンドン証券取引所上場の時価総額上位100銘柄で構成されています。また、CAC40指数は、ユーロネクスト・パリ(旧パリ証券取引所)に上場する40銘柄で構成された指数です。CFD業者の取引高ランキングを見ると、欧州指数のなかではDAX指数がもっとも人気が高いようです。
米国の経済指標は、市場が開く前の日本時間22時30分と、場中の0時ごろに発表されます。経済指標の発表は株価指数に大きな影響を与えますが、1回目の発表時は、まだ市場が開いていない= 「原資産であるNYダウが取引されていない時間帯」なので、あまり値が動きません。また、取引量が少ないので、スプレツドも開きがちです。一方、欧州各国の市場は日本時間の17時から動いているので、米国経済指標の内容に直接反応します。 この時間はNYダウより欧州指数のほうがスプレッドが小さく、値動きも大きいので、米国が動き出すまでは欧州指数で、米国市場が動き出したらNYダウでといったようにトレードしていくと、稼ぎやすくなります。
値動きの特徴としては、欧州市場の寄り付きから1時間後くらいに英国やユーロ圏の経済指標が発表されるため、それに合わせて値が動きます。 その後はしばらくの間もみ合うことが多く、米国市場がオープンした後は、その動きにつられて大引けを迎える傾向があります。
NYダウ同様、寄り付きの順張り、真ん中の逆張りが王道です。後半は独自の値動きをしないので、取引効果は少ないといえるでしょう。