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市場の情勢
8日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は3月23日の安値からの上昇率が20%を超え、強気相場入りと定義される状況になった。新たな景気対策や経済活動再開への期待から楽観ムードが広がった。原油は急伸。減産への期待が高まった。
米国株は反発、経済活動再開への期待などで
米国債は下落、10年債利回り0.77%
ドルは主要通貨に対しまちまち、ユーロ下落
NY原油は大幅反発、ロシアが減産の構え表明
NY金先物は小幅高、米欧の景気刺激策を注視
S&P500種株価指数は業種別11指数が全て上昇。特に不動産やエネルギー、公益で上げが目立った。
S&P500種株価指数は前日比3.4%高の2749.98。ダウ工業株30種平均は779.71ドル(3.4%)上げて23433.57ドル。ナスダック総合指数は2.6%上昇。米国債市場で10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.77%。
Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は「市場は好材料と悪材料をてんびんに掛けているようだ」と分析。「投資家はリアルタイムの経済データの代わりに、新型コロナ感染拡大を巡る明るい兆候にしがみついている」と述べた。
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、新型コロナウイルスとの闘いにおいて、状況は来週にも好転し始める可能性があると述べた。またトランプ大統領は、経済活動を早めに再開させる必要があるとツイートした。
ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。ユーロは下落。欧州連合(EU)の財務相らは新型コロナ感染拡大に関連した景気対策で合意できなかった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。一時は0.6%上昇となった。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.0858ドル。ドルは対円で0.1%上昇し1ドル=108円83銭。
ニューヨーク原油先物相場は大幅反発。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」による9日の会合を控え、ロシアは日量160万バレルの減産を行う用意があると表明した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は1.46ドル(6.2%)高の1バレル=25.09ドルで終了。日中は12%上昇する場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント6月限は97セント高の32.84ドル。
ニューヨーク金先物相場は小幅高。米国と欧州で大型景気刺激策が協議される中、安全逃避の動きがあった。著名資産家のレイ・ダリオ氏は「金や株の一部など」を持つことは現金保有よりも良い選択肢だとの見方を示した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.1%未満高い1オンス=1684.30ドルで終了。
引用元 bloomberg日本語版 https://www.bloomberg.co.jp/
DAX30による目線の判断
赤線…前日高値
青線…前日安値
黒矢印…当日始値→終値
S&P500の売買目線(対象指数:DAX30) | |
条件1 当日終値 VS 当日始値 | 買い目線 |
条件2 当日終値 VS 前日高・安値 | 売り目線 |
S&P500のトレード結果
前日同様、条件1で買い目線、条件2では売り目線というねじれ状態のため様子見
2020/04/07 売買無し