市場の情勢
22日の東京株式相場は3日続落。原油価格が下げ止まらないことや米半導体株安から景気の先行き不透明感が強まった。自動車など輸出関連、鉄鋼や非鉄金属など素材、商社や鉱業といった原油関連株が安い。
TOPIXの終値は前日比8.99ポイント(0.6%)安の1406.90
一時1400割れ-4月10日以来
日経平均株価は142円83銭(0.7%)安の1万9137円95銭
一時1万9000円割れ-4月8日以来
〈きょうのポイント〉
21日の米ニューヨーク原油先物6月限は1バレル=11.57ドルと43%急落
OPECプラスが緊急閣僚会合、新たな措置で決定なかった様子
アジア時間22日に北海ブレントは21年ぶり安値-NY原油6月限も9%安
米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.7%安と3週間ぶり下落率
いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「新型コロナウイルスの感染拡大の勢いはピークを打ったものの、ロックダウンが解除されて経済活動がすぐ再開できる状況にはない。原油の需要は4-6月期に4割減る一方、すぐには減産できないことから需給面から下方圧力がかかる」と述べた。
21日に急落したニューヨーク原油はアジア時間22日も下落に歯止めがかからず、北海ブレントも21年ぶり安値に沈んだ。原油市況安で実体経済の悪化が意識され、TOPIXと日経平均は心理的な節目を約2週間ぶりに下回る場面があった。
セゾン投信運用部の瀬下哲雄運用部長は、3月に日本株が大きく下がった際には「割安感的なものも結構出たと思う」としつつ、緊急事態宣言下の現状が「冷静になるとどこまで続くかよく分からず、本当に株価が割安なのか不透明」だと話した。
3日続落
東証33業種では空運や石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、ゴム製品、輸送用機器、小売が下落
パルプ・紙や電気・ガスなど原油安メリット業種、医薬品や陸運は上昇
引用元 bloomberg日本語版 https://www.bloomberg.co.jp/
DAX30による目線の判断
赤線…高値(H) 青線…安値(L) 橙矢印…前日引け(bC)→寄り(O)
赤破線…前日高値(bH) 青破線…前日安値(bL)
日付け | 終値 | 始値 | 高値 | 安値 | 出来高 | 前日比% |
---|---|---|---|---|---|---|
2020年04月22日 | 10,345.70 | 10,359.92 | 10,417.71 | 10,315.70 | – | 0.91% |
2020年04月21日 | 10,252.45 | 10,500.70 | 10,521.95 | 10,246.00 | – | -3.97% |
S&P500の売買目線 | |
ルール1 Buy:O > bC Sell:O < bC | 売り目線 |
ルール2 Buy:H > bH Sell:L < bL | 売り目線 |
ルール3 Buy:C > O Sell:C < O | 売り目線 |
ルール4 Buy:C > bH Sell:C < bH | 売り目線 |
S&P500トレード結果
日付け | 終値 | 始値 | 高値 | 安値 | 出来高 | 前日比% |
---|---|---|---|---|---|---|
2020年04月21日 | 2,736.56 | 2,784.81 | 2,785.54 | 2,727.10 | – | -3.07% |
[…] 市場の情勢 […]