私の投資スタイルは、相場の波に乗る「順張り」が基本です。ハッキリいいます。儲かっている人は、ほとんどが「順張り」で勝負しています。成長株をターゲットにした中長期投資では、下がってきたところで買って、上昇するのをじつくりと待つという「逆張り」投資も有効ですが、銘柄の成長性ではなく値動きに投資する短期売買には向かないのです。 とくに、レバレッジをきかせるcFDの場合、損失が拡大するリスクがあるので、一部の例外を除き、原則「逆張り」 は禁止です。
予想が外れて損失が拡大すると、強制決済(ロスカット)機能が執行され、自動的に損失が確定してしまうこともあります。
強制決済機能について、もう少し詳しく説明しましょう。 たとえば、必要証拠金が10万円の銘柄を売買するのに、口座に10万円きっかりを預け入れたとします。このとき、有効な資産に対する証拠金使用率は100%。 その後、相場が予想とは反対の方向に動いて、2万円の含み損が発生してしまいました。このときの資産残高に対する証拠金使用率は120%。本来必要な証拠金に対し、2万円が不足していることになります。このとき「証拠金が不足しています。注意してください」と知らせてくれるのが「マージンコール」という機能です。これは、cFD業者によっては提供していないところもあります。さらに、相場が動いて5万円の含み損が発生しました。証拠金使用率は150%。 このとき「これ以上、損失が拡大しないよう強制的にポジションを決済しますー」と、cFD業者が強制的に損切りする機能のことを強制決済といいます。 強制決済のラインはcFD業者によって異なり、1251180%まで幅がありますが、基本的には投資家保護の観点に立ったサービスです。 強制決済は、「ちょっと目を離したすきに、資産残高がゼロになってしまったという悲劇を防いでくれる、とても優秀な機能ともいえます。