ネットでこんなニュースを見かけました。
歴史的な円安から、手持ちの円をドル紙幣に両替する人が増えているとか。
残念ながら、こんなことをしても儲かる可能性は高くありません。
市中の両替所は手数料が高いので、手数料分を取り戻すだけでも大変です。
しかも、現金は金利が発生しないので現金でドルを持っていても、ドルの上昇分しか儲かりません。
実際に利益を得るためには、両替時のレートよりも相当の円安が進まないとなりません。
しかもドルを円に戻すときに、さらに高額な手数料がかかってしまいます。
投資の基礎知識が足りないからこそ、こんな愚行に走ってしまうのです。
日本円の現金をドルに両替するくらいならば、FXの口座を開いてレバレッジ1倍でドル円を買えばよいのです。
手数料は1ドルあたり0.1銭しかかりませんし、利息もつきます。
対して現金両替の場合、往復で6円の手数料がかかります。
つまり、同じ100万円を現金両替した場合とFXで取引した場合で比べてみるとこうなります。
1ドル150円のレートが半年後1ドル200円になったと仮定すると…
現金両替 円→ドル 100万円→6535.94ドル (1ドル153円で両替)
半年後 ドル→円 6535.94ドル→128万7580円(1ドル197円両替)
FX投資 円→ドル 100万円→6666.22ドル (1ドル150.01円で両替)
半年後 ドル→円 6666.22ドル→133万3177円(1ドル199.99円で両替)
スワップ金利 1日約71.32円×180日=1万2838円
実に5万8435円もの差が発生してしまいます。
現金両替で利益が発生するまでには、両替した時点よりもさらに6円以上円安が進行しなければなりません。
やはり、最低限の金融リテラシーはもっていないと損をしますね…
ただ、マスコミが騒ぎ始めるとトレンド転換の兆しという相場の傾向もありますので
そろそろ円安が終わるかもしれません
そうなると、今現金両替した人は大損ですね…うーん
「もっと早くドルに替えておけば…」大金飛び交う外貨両替所 “数千万円”の取引も?
「めざまし8」の取材班が訪れたのは、新宿区の外貨両替所。店の外まで両替を待つ人の列ができていました。両替に訪れた男性がおもむろに取り出したのは、300万円の札束。その全てをドルに両替しました。
300万円をドルに両替する男性:今ね、やっぱりドルを持っていた方が有利じゃないですか
円の値下がりが止まらないため、ドルに両替しにきたといいます。
新宿で外貨両替所を経営する、株式会社インターバンクHDの佐藤豪代表取締役に話を聞くと、数万円から数千万円まで、円安になってからかなり大きな額の取引が増えていると言います。
海外赴任に備えて両替にやってきた男性は、70万円をドルに。約4700ドル(10月24日時点)です。
70万円をドルに両替する男性:もう少し前だったら、もう少し多かったかなと、10万とか20万ぐらい多く払っている感じがしますね
半年前なら、70万円は約6000ドル。1300ドルほど少なくなっています。
70万円をドルに両替する男性:もっと早く替えればよかったなと。こんなに急に動くとは思わなかったので
ソース fnn.jp/articles/-/435379
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