断酒と断捨離と不労所得と

FXトラリピと株価指数CFDトレードの不労所得でセミリタイヤを目指しています 

CFDトレード話

トレーダーが避けなければならない強制決済

投稿日:

前回の記事では「98%の損失を受けた」としましたが、実際にはそこまでの損失にい至る前に、マージンコールがかかり、その時点で追加の証拠金を差し入れることができなければ、取引を強制決済されて退場することになります。

証拠金取引であるCFDでは、元手に対して大きな損失が発生するリスクがあるため、そのようなしくみが導入されているのです。

たとえば、2000円のソニー株を100株買うとします。現物取引であれば、取引には2000円×100株=20万円が必要ですから、たとえソニーが倒産して0円になったとしても、元手の20万円を失うだけで済みます。しかし、証拠金5万円でソニー株cFDloo株を買ったとすれば、株価が1000円まで値下がりしてしまった時点で、損失は1000円×100株で10万円になります。けれども、ロ座に入れていた証拠金は5万円ですから、5万円の赤字となってしまいます。取引した投資家にとって、元手以上の損失というのは想定外のことでしょう。

したがって、CFD取引では、こうした事態を避けるためのしくみが用意されています。それが「マージンコール・マージンカツト」と呼ばれる損失拡大防止のシステムです。
たとえば、以下のようなルールがあります。

・証拠金使用率が100%を超えると新規ポジションが持てなくなる

・証拠金使用率が110%を超えるとマー ンコール(1回目)

・証拠金使用率が125%を超えるとマー ンコール(2回目)

・証拠金使用率が150%を超えるとすべてのポジションをマージンカット(強制決済)

証拠金使用率= 必要証拠金 ×100

純資産=ロ座残高+含み損益

マージンカットライン=必要証拠金+150%

証拠金使用率とは、必要証拠金を純資産で割ってパーセントで示したものです。

たとえば、2000円で100株のソニー株を購入したとしましょう。証拠金率は10%、つまりこの取引に必要な証拠金は2万円です。当初のロ座残高は10万円だとします。買った直後の純資産は、含み損益がゼロですから、10万円のままです。証拠金使用率を計算すると、2万円÷10万円×100となり、20%です(計算が面倒なのでコストは一切考えないこととします)。

ソニー株が1500円に下落すると、含み損が5万円発生しますので、純資産は10万円から5万円を差し引いた5万円となります。 一方で、必要証拠金も株価の下落で下がり、2万円から1万5000円となります。このとき証拠金使用率は、1万5000円÷5万円×100で30%です。

さらに1100円まで株価が落ちると、純資産は9万円減り1万円に、必要証拠金は1万1000円となり、証拠金使用率は110%となってしまいます。先ほどの説明に従うと、新規ポジションが建てられない100%のレベルを超え、マージンコールがかかる110%へと達してしまうのです。

株の格言にも「追証は営業マンの最良のアドバイス」というものがありますが、マージンコールとは、「だいぶ損失がふくらんできたし、そろそろ危ないので損切りしたらどうですか」という注意の喚起だといえます。こういう場合、「これから反転して上がるんだ」と考えていても、だいたいはうまくいかないものです。したがって、証拠金を追加するよりも、損切りしたほうがよい結果が出ることのほうが多くなります。

証拠金を追加しないまま、さらに株価が下落すると、2回目のマージンコールがかかり、次の段階では強制決済されることになります。強制決済とは、「これ以上ポジションを持っていると、預けたお金以上の損失が発生するので、取引会社の裁量において全ポジションを決済します」ということです。

そもそもI回目のマージンコールがかかった時点で、トレードの当初に想定していた思惑ははずれているわけですから、強制決済になるまでポジションを維持していることには合理性がありません。そうしたトレードは恥ずかしいことですし、何としても避けるようにしてください。

-CFDトレード話

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

経済危機で米国の通貨が買われる理由

円キャリートレードが行なわれた場合、資金は為替市場をどう流れるでしょうか。 最初に発生するのは「円を借りる」という行為です。次に借りた円を投資したい市場の取引通貨へ両替します。WTI原油に投資したいと …

自称プロたちの言葉から耳をふさげ!

受動的な態度を捨てて、積極的に学ぼうとすると、私たちを戸惑わせる敵が現れてきます。マーケットのプロを自称する専門家たちです。 インターネットの世界を覗いてみると、驚くほどたくさんのマーケット解説記事が …

CFDの取引時間はどうなっている?

CFDの特徴について紹介していきましょう。まずは取引時間。米国のサブプライム・ショックに端を発した一連の世界金融危機で、世界経済のボーダーレス化を強く実感されました。 日本企業の業績が良かろうが悪かろ …

インサイドデイで狙うブレイクアウト

酒田五法を筆頭に日本では、古来よりテクニカル分析が発達してきました。そのなかには見るべきものも少なくありません。なかでも私が重視しているのが、はらみ足です。 ご存じの方も多いでしょうが、はらみ足とは直 …

日本人だから日本株が有利は間違い

この数年、投資を始めてみようかなという人が、目立って増えてきていますが、そうした人たちが陥りやすい落とし穴があります。それは「日本人だから日本の金融市場へ投資する」という前提です。 株式投資では「銘柄 …

Count per Day

  • 623120総閲覧数:
  • 14今日の閲覧数:
  • 52昨日の閲覧数:
  • 7今日の訪問者数:
  • 40昨日の訪問者数:
  • 2011年3月11日カウント開始日:
2021年7月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

カテゴリー

アーカイブ

RSS

Powered by RSSリスティング