スイングトレードの特徴、4つの手法と最適な分析方法を紹介しよう。
FXのスイングトレードの手法を学ぶ前に
まず、FXのスイングトレードの基本を理解しましょう。
スイングトレードは、一度の取引で大きな利益を狙う中期的な取引スタイルです。スキャルピング」や「デイトレード」などの他の取引スタイルとは、エントリー(新規注文)からエグジット(決済)までの時間の長さが異なります。
スイングトレードは、数日から数週間にわたる相場を予測して利益を上げることを目的としています。日数に制限はなく、1週間もポジションを持ち続けるFXトレーダーもいれば、数ヶ月持ち続けるトレーダーもいます。
スイングトレードは、中期的にチャートを見ながら、トレンドを利用しやすく、ある程度の利益を上げられるのでおすすめです。スキャルピングのような瞬間的な変化を追うものは、トレンドを捉えるのが難しく、「ダマシ」に惑わされることが多いため、優秀なトレーダーでも失敗すると言われています。これに対し、スイングトレードは比較的安全な取引手法です。
FXのスイングトレードで考慮すべき2つのこと
スイングトレードを利用する際に注意すべき点は2つあります。
- レバレッジは控えめに設定
- ストップロスの上限を設定する
スイングトレードでは、確かにテクニカル分析で相場の流れを読み取ることができますが、中期的に相場を見るため、社会的な要因に左右されることもあるのです。寝ている間にドルが急落することもあり得なくはない。経済情勢の重要な局面のタイミングを逃さないためにも、ファンダメンタルズ分析も活用すべきです。
FXスイングトレードの4つの基本テクニック
スイングトレードの概要がわかったところで、具体的な手法を見ていきましょう。
トレンドを追って売買する
スイングトレードは中期的な取引手法であり、曖昧なチャートに惑わされることなく、相場の流れを見て、それに沿って取引することで利益を得ることができます。そのため、トレンドの始まりと終わりを見極め、効果的にポジションを保有する必要があります。この時のコツは、トレンドの始まりと終わりを見極める「トレンドライン」を上手に活用することです。
FXスイングトレードのための時間軸
まず、60分足で前日のトレンドを判断し、週足、日足を順番に見て直近のトレンドを判断します。したがって、スイングトレードで利益を得るには、4時間足と日足に注目することが効果的です。そのため、15分足や1時間足などの短い時間ではトレンドの流れがつかめず、わずかな変動にも一喜一憂してしまうので、中長期的にポジションを持つのは得策ではありません。そのため、週足や日足は「数週間ポジションを持ち、大局を狙いたい」という方にも向いています。慣れてくれば、取引期間に合わせて時間足を調整することも可能です。慣れるまでは、日足を使うことをおすすめします。数日かけて取引すれば、大きなトレンドも小さなトレンドもつかめるようになるはずです。
常に最小限のポジションを維持する
スイングトレードでは、常に最小限のポジションを維持することが利益を増やすことにつながります。最小限のポジションを維持することで、利益を逃すことなく取引を継続することができ、損失が出た場合のリスクも最小限に抑えることができるからです。
注文の幅を広く、ロット数を少なくする
スイングトレードで儲けるためには、スキャルピングやデイトレードよりも「注文の幅を広く取る」ことが必要です。数時間分より数日分のpipsの方が大きい場合が多いからです。注文幅を維持すれば、長い時間をかけて少しずつ上下が起こるので、小さな損失で大きな利益を上げることができます。また、スイングトレードは相場の急変に対応することが難しいので、急変に備えてポジションサイズは控えめにしておきましょう。
FXのスイングトレードに適用される2つのテクニカル分析手法
トレンドライン
いずれにせよ、初心者はまず線を描いてみることが大切です。なぜなら、線を引いていくうちに主なトレンドが見えてきて、現在が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかがおおよそ読み取れるようになるからです。トレンドラインの引き方は、大きく分けて2つあります。
- 上昇トレンド・ライン:チャート上の2つの顕著な安値を結ぶ線。
- 下降トレンドライン:2つの高値圏を結ぶ線。
*安値を結んだ線をサポートライン、高値を結んだ線をレジスタンスラインと呼びます。
線を引きすぎてうまく出せないと思ったら、長い線を残しておくと見やすくなります。
エリオット波動理論
エリオット波動理論は、市場や値動きに一定の周期やリズムが存在するという理論で、最大1000年の歴史的なサイクルに着目して市場を分析する壮大な方法である。チャートの動きには「5つの上昇期と3つの下降期」があり、その波の中での値動きには法則性があるという、実に強力な理論である。もちろん、例外はありますが、決済時期に関しては、エリオット波動理論は非常に有効な分析方法だと思います。この波を見つけるには、チャートそのものに慣れる必要があるので、中上級者向きの分析方法といえる。
この記事の内容は個人の見解です。金融商品の取引は、自身の責任で行ってください。読者の損失に対しましては、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。<(_ _)>
おススメFX業者
ユーロポンド(EUR/GBP)と豪ドルNZドル(AUD/NZD)の取引ができるFX業者
取引ツールが使いやすいFX業者