【FXトレード日記】2023/06/01トレード結果と為替市場のポイント

今日の為替市場のポイント

(1): 豪州CPIが加速し、6月のRBA利上げへの期待高まる
4月のオーストラリアの消費者物価指数（CPI）は年率+6.8%となり、市場予想（+6.4%）を上回り、前月の+6.3%から加速した。オーストラリア準備銀行（RBA）が6月の利上げを見送るとの観測が薄れる中、オージーは上昇したが、同時に発表された5月の中国製造業PMIが48.8に低下し、予想（49.5）を下回ると失速した。

(2)：ドイツの失業率データが予想を下回る
5月のドイツ失業者数は90万人に減少し、市場予想（135万人）を下回りました。失業率は前月と変わらず5.6％で、予想と一致した。

(3)：ドイツCPIの伸びが鈍化。
5月のドイツCPIおよび速報値は、前月比-0.1%、年率+6.1%といずれも予想（+0.2%、+6.5%）を下回り、4月の+0.4%、+7.2%から伸びは鈍化した。5月のEUベースCPIは前年比+6.3％（予想+6.7％、前月+7.6％）でした。

(4)：米JOLT求人数が予想外に増加。
米国の4月のJOLT求人数は、予想（940万人）に反して前月の974万5000人から1013万人に増加した。労働力不足による労働需給の逼迫が続いていることから、米連邦準備制度理事会（FRB）が6月にも利上げを実施すると予想され、米ドルは上昇した。

(5): FED高官、6月の利上げ見送りを示唆
ジェファーソンFRB総裁は、”次回の会合で利上げをスキップしても、金利がピークに達するわけではない”、”利上げをスキップすることでデータをよく見る時間ができる “と述べた。その後、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は、「インフレは頑強だが、時間とともに低下する可能性がある」とし、「次回の会合は」、「スキップであり、一時停止ではない」と発言しました。これらの発言により、4月の米JOLT求人数が予想外に増加したことで加熱していた6月の利上げ期待が一気に後退し、ドルは下落しました。