お金を増やそうとして自分は節約をしているつもりでも、実は損をしてしまっているということはたくさんあります。今回は私の失敗談から、実は損をしてしてしまう絶対にやってはいけない節約術についてお話します。
一つ目は「健康を害する節約」です。食事の量を減らしたり、冷暖房を使わないと言ったことですね。暴飲暴食をする必要はありませんが、逆に生きるために必要とされるカロリーを下回るほど食事を制限するということもしてはいけません。理由は単純に体だけでなく心も不健康になるからです。また、真夏や真冬に冷暖房を使わないというのもやめましょう。命にかかわります。快適な暮らしを犠牲にして要る割には大きな節約になりません。体調を崩してしまったら、医療費でかえって出費がかさみます。健康は時間と並んで人生において最も大切なものです。健康を犠牲にするような節約は絶対にやめましょう。
二つ目は小さい金額の節約です。よく「塵も積もれば山となる」といいますが、日常生活の中においては、塵はいくら集まっても所詮塵です。おふろの残り湯を洗濯に使ったり、トイレのタンクにペットボトルを入れて流す水の量を減らしたり、1円でも安い店で買い物をするためにスーパーをはしごしたり、ポイントが付く店を選んで買い物をしてみたりと、小さな節約術を上げていったらきりがありません。しかし、これらの節約術を総動員しても、1か月10,000円にもなりません。かかる労力に比べて得られる利益が小さいのです。小さな節約を積み重ねるくらいなら、大きな買い物を我慢した方がかなり節約効果は高くなります。車を買い替えるときに、大きなミニバンではなくコンパクトカーを選べば、購入時に200万円節約することができますし、維持費もかなり安く済みます。少額の節約に汲々とするよりも、月々の固定費を見直した方がいいでしょう。固定費を見直せば、数百円から数千円の節約効果が継続的に得られることになります。
三つめは知的財産を節約するということです。読みたい本や見たい映画、学びたいことや経験したいことは我慢すべきではないということです。知識やスキルは得ない方が損失につながります。知識やスキルが豊富な方が視野が広がり、それらを活かして新たな利益を生み出す可能性が高まります。学びや経験の代金をけちったことで、節約した金額よりも大きなお金を失うことも十分にあり得ます。知識の節約は大きな機会損失になります。怪しい情報商材やセミナーに引っかからないように注意する必要はありますが、知識やスキルの獲得に対しては、お金をけちらないようにしましょう。楽してお金を儲けようという邪な気持ちが無ければ、騙されることはないと思います。
四つ目は経験への節約です。人はモノを買った喜びは一瞬しか感じることができませんが、経験の記憶は一生忘れることはありません。経験は金額以上の価値があるのです。確かに無駄な経験もあるかもしれませんが、旅行や家族との会食、仲のよい友達との集まりはお金のために我慢をすべきものではありません。経験は自分にとって貴重な財産となります。これはお金には替えられないものです。経験への節約をすると、自分の人生を豊かにする機会を逃すことになってしまいます。バランスが大事ではありますが、学びが得られたり思い出になったりする経験へのお金はケチりすぎないようにしましょう。
五つ目は家族や友人への節約です。家族や友人との集まりや冠婚葬祭に関係するお金は節約しないようにしましょう。幸福な人生には良好な人間関係が大切です。人間関係を犠牲にした節約はあなたの幸福を遠ざけます。自分の為だけにお金をためても幸せにはなれません。むしろお金は人のために使った方が高い幸福度を得られます。全ての人間関係を平等に大切にすることはできませんが、家族や恋人、大切な友人のためには自分の利益を相手に還元するような気持でお金を使うとよいでしょう。
節約は心の余裕に繋がって、幸福度を上げてくれるものですが、やってはいけない節約をしてしまうとかえって幸福度を下げてしまうこともあります。しかし、やってはいけない節約をやってしまうと、お金を損してしまったり、機会損失に繋がったり、良好な人間関係を壊してしったりする恐れがあるので要注意です。お金を増やすには、お金を節約することと同時に、よい使い方をするということも大切です。お金の良い使い方ができれば、幸せに暮らしながらお金を増やしていくことができます。
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