家を見渡すと、
やたらとものが多いジャンル、
わりとものが少ないジャンルがありませんか?
例えば、ファッションが好きな人は
クローゼットや靴箱にはたくさんアイテムがありますよね。
料理が好きな人は食器やキッチングッズが多いし、
小さいお子さんがいれば、子どものグッズが増えでいく。
ライフスタイル、趣味晴好、年齢などによって、
持っているものやその量のバランスは異なります。
同じ人であっても、ひとり暮らしでバリバリ働いていたときと、
子育てが中心の時期では、「必要なもの」はまったく違います。
「服は、10着までにしましょう」
「靴は5足まで」など、
個数を限定する整理のアドバイスもよく目にします。
整理の観点から言えば、万人に同じ「適正量」は当てはめられません。
いろいろなシーンに出向くから多種の靴が必要という人もいれば、
1、2足あれば十分という人もいます。
適正量は、人それぞれ違うのです。
だから、必要なジャンルのものは、
必然的に適正量も多くなるし、持つ量も多くなります。
それが、暮らしを快適にし、豊かにし、気分を上げてくれるものであれば、
多めに所持していてもいいと思います。
とはいえ、部屋の大きさは限られていますから、
あれもこれも多いというわけにはいきません。
好きなジャンルのものは多くてもいいので、
そのかわりほかのジャンルは少なくする。
そうやって、帳尻を合わせるようにしましょう。
もののための家になってしまい、
人が暮らすスペースが減ってしまっては本末転倒です。
暮らしの中心は、ものではなく人なのです。
好きなジャンルのものであっても、
残すのは「必要なものである」ことが必須。
使わないもの、着ないものは不要なもの。
管理のスペースや手間の無駄遣いになってしまいます。