好きなものをたくさん買いたいとか
世界中を旅してみたいとか
人生にとって楽しい事って色々あると思います
私はミニマリズムを意識する前から
もともと主に対して執着がないというか
すごく欲しいものがなく
今もっているものについても
好きでも嫌いでもないものが多いです
自分にとっては必要のないものや
なんとなく買った安物をずーっと所有し続けてしまい
持ち物の見直しをして
必要のないものを手放していって
今に至るという感じです
最近ミニマリストって何が楽しいのか
ということを改めて考えるようになりました
持ち物の見直しを始めた最初の頃は
今よりもっと楽しかったんです
宝探しをしているような感覚で
必要のないものをピックアップしていきました
ものを手放してすっきりとする開放感が気持ちよく
自分が前に進めている感じがとても嬉しかったものです
もちろん今でも持ち物の見直しを続けています
生活をしていく上で必要なので新たに購入したり
使っていくうちに古くなったり使用頻度が変わったりするので
代わりをさせていきます
やっていることは変わっていないはずなのに
なぜ今は手放すものが多かった時に比べて
楽しめなくなっているのでしょうか
ミニマル人って何が楽しくて生きているのか
という疑問を真面目に考えてみたいと思います
多分私は目的に向かって行動することを
楽しいと感じるのだと思います
学生時代はデートと称して
ぶらぶらとショッピングをすることの楽しさがよくわからなくて
買い物があまり好きではないと思って生きてきたのですが
ふらりとお店に入って店員さんにこれが
今人気ですよと言われてそれを買うようなショッピングが
楽しくないだけだと気づきました
行動の中に自分の意思でちゃんと考えている所がないから
楽しくないんです
カバン一つ買うにしても
なぜ今カバンが必要なのか
自分にとってどんなカバンが良いのかを一生懸命考え
色々と調べて自分の考えで決めたカバンは購入する
こういうのはとても楽しいです
つまり考えることが楽しさを生んでくれるのです
となると
私がものを見直すことが以前より楽しくなくなってきているのは
目的を見失っていることと
これはあまり使っていないから手放すという一辺倒の考え方で
思考を停止してしまっていることが原因かもしれません
改めて見直してみると
確かに日々使っているものばかりではあるのですが
古くなっているものは多いし
用途や自分の理想について最適からは
程遠いんどのばかりです
たまたま持っているものの中で
使い道があってそこそこ便利だから持っているという感じです
私はそんなにものに対して興味がない方ですし
身の回りのものを全てお気に入りのものに揃えることに
経済的な罪悪感も感じます
もちものの数を少なくするだけでは完成ではないんですね
生活スタイルや考え方は日々変わっていくものですし
ものと向き合って手入れをしたり
本当にこれが必要なのか考えたり
買い替えた方が良いものについて商品情報を調べたりしていくと
楽しくなるのかもしれません
今までは妙なものを見つけて
物を減らすこと自体が楽しかったのですが
ものを使い込んで
自分の考えや暮らしをより良くしていこうという
向上心をもってものと向き合うことが
ミニマリストの楽しみ方なのかもしれません
ものを減らすことは色々とそぎ落として
本来の自分を取り戻す作業で
そこから先は持ち物の見つめ直し
自分を変化させてなりたい自分になるための作業です
そんなことしなくても
今の自分で生きていくことはできますが
考えたり、学んだり、自分を変えていくのは
成長を実感できる楽しい営みです
とりあえず私も残したものは本当に必要か
考え直してみたり
掃除をしたりして
使い込むことを意識していきたいと思います