学資保険は必要か?
学資保険についてはいろんな考え方がありますが、
基本的には不要と思っています。
私自身3人の子持ちですが、
学資保険は1本も入りませんでした
理由は以下の通り
1.元本保証ではない(保険会社の倒産など)
2.途中解約による元本割れリスクがある
3.満期時の元本割れリスクがある
4.利回りが低い
保険っていうのは手数料をがっぽり取られる投資信託のようなものです
定期預金に入れていた方がトータルで見れば増える可能性が高いです
親が死んでしまったも困らないように
と考えるのであれば、
親が逓減型の掛け捨て生命保険に入ってあげればいいのです
逓減型というのは
保険金がだんだんと減っていくタイプの生命保険
悲しい話ですけど、
子供が3歳の時に一家の大黒柱が死んでしまったら
幼稚園~大学までの学費で3000万円くらいは必要でしょう
でも、子どもが高校生の時に親が死んだとしたら?
私立の大学に行ったとしても
文系であれば1000万円もあれば十分です
こんな感じでだんだんと保険金が減っていくのが
逓減型生命保険
保険金が減っていく分掛け金がお得になっています
これおススメ
我が家では、末っ子の大学進学資金がたまったところで
解約しました
学資保険には
親が死んだら
残りの保険料を払わなくていいというメリットもありますが
これは、親が掛け捨ての生命保険に入れば、
同じ効果が得られます
とはいえ、子どもができたら学資保険なんて言う言葉を
テレビでも、ネットでも、親戚からもよく聞きます
なんで学資保険なんか進められるのかというと
代理店が手数料をもらいたいからです
学資保険に入ってもらえれたら
保険会社から代理店に紹介手数料が入るので
色んな人が学資保険を勧めるんです
そもそも保険は保険の掛け金を保険会社が
投資に回しているので、
どうせ結局は投資にお金を回されるのであれば
わざわざ手数料を払って投資するんじゃなくて
自分で投資してみた方がいいのでは?
と思っています
勉強にもなりますし
既に学資保険に入ってしまっている場合は
基本的には解約するのがいいとは思うのですが、
損をするのはイヤですよね
ですから、解約返戻金とこれまで掛け金の合計を比べてみて
判断するといいと思います
絶対に損をしてしまいますが、
損失額を飲めるのであれば
解約してしまうのも一つの手です
解約返戻金を元手に
株価指数連動型ETFに投資して
学資にするといいかも知れません
解約する前に、
学資保険の保険料と
掛け捨て生命保険の保険料を比べてみてください
生命保険の方が有利であれば
親に万が一のことがあった時のために
生命保険に入っておきましょう
記事執筆時のライフネット生命のデータでは
30歳男性保険金額2000万円で月々1886円です
15000円の学資保険に入っているのならば
差し引き12000円を
学資保険よりも利回りのいい商品に回すことも可能です
学資保険の本来の目的は学資を貯めることなので
保険という金融商品に頼るのではなく
月々の固定費を見直してお金を節約し
節約したお金を
利率のいい定期預金や
安全度の高い投資に回していく方がお得じゃないかな
というのが自分の考え方です
まぁ、あくまでも個人の意見ですけど