目次
世界各国の株価がぐんぐん上昇しています
バブルかどうかははじけてみなけりゃわかりませんが
いろんな視点から現在がバブルなのかどうかを考え
今後どんな投資行動をとるのが最善なのか検討してみたいと思います
2021年の相場はバブルである理由
バフェット指数が高い
バフェット指数は
有名な投資家ウォーレン=バフェット氏が考案した指数です
株価が国のリアルな経済力と比べて
どれほど割高になっているかを測る指数です
米国株は
ドットコムバブル時144%
リーマンショック時100%にくらべて
現在のバフェット指数は195%となっています
CAPEレシオが高い
CAPEレシオは株価が企業の収益力に比べて
どれだけ割高になっているかを示す指数です
一般に25倍になると割高と判断されます
現在のCAPEレシオは35倍となっています
特定銘柄の集中度が高い
現在の相場は
成長が高い特定の銘柄に資金が集中しているという指摘があります
リーマンショック時16.5%
ITバブル時22.4%
にくらべて、
現在は23%となっており、高水準となっています
2021年の相場はバブルではない理由
PERが異常に高いわけではない
PERとは「株価÷1株あたりの純利益」で計算します
S&P500のPERは21.8倍
1986年以降の平均15.5倍より高く
2016年以降の平均17.8倍を上回っていますが
現状のまま行くと3年後は17倍になると見込まれています
これは現在の株価が2.3年後の利益を先取りしていると見ることができるので
許容できないほどの割高ではないと言えるかもしれません
政府が市場をコントロールできている
現在の米国政府は
株価が上昇し続けているにもかかわらず
どんどん経済対策を打ち出しています
2013年に量的緩和を終了させて
不景気を招いた経験によるものです
コロナ後の景気加速が期待できる
コロナによる一時的な景気後退後に
ガマンしていた消費が爆発する可能性があります
繰り越し需要がしっかり残っており
企業の生産設備等は無傷で残っているので
爆発的な需要にも十分対抗できます
コロナで経済活動が停滞している間に
本来ならば10年かかるような
企業活動の変革を成し遂げた業界も少なくありません
コロナは需要を一時的に冷え込ませただけで
その間に企業の生産性を高めることができただけではなく
IT関連の新しい産業も生み出したので
全体的にみると経済を加速させたと見ることもできます
株価に実体経済が伴っているので
今の相場はバブルではないと見ることができるのです
今後の投資スタイル
これからの予想としては
行きつくところまで行く
というのが妥当な判断だと思います
これまではバブルじゃなかったかもしれないが、
今後バブルになる可能性がある
ここから一気に株に資産をつぎ込むのは危険です
株価指数連動型投資信託を毎月定額分購入していくという
投資戦略を継続していけば
今年中にバブルが崩壊しても
来年以降も上昇相場が継続しても
どちらになっても対応できます